めちゃくちゃ勉強して
やっと国家試験に合格したものの
いざ薬剤師として働くと
もっと効率よく仕事したいなー
もっと仕事デキる薬剤師になりたいなー
もっとお給料もupしないかなー
と悩んでいませんか??
実は『社会人の経験年数によってやるべき勉強法や注意すべき点』は異なってきます
なぜなら、所属する病院や薬局、取り扱う処方枚数や科目などでも全然違ってくるからです
【薬剤師歴は15年目】
側から見たら超ベテラン薬剤師の部類ですが💦
調剤薬局⏩ドラッグストアに転職
現在2児の子育てをしながら時短勤務で
OTC併設の調剤薬局で
薬局薬剤師として働いています👍
この記事では、経験年数別にやるべき勉強法や
スキルアップの為の方法、
デキる薬剤師を目指すノウハウを教えます!
この記事を読むと、
薬剤師としてバリバリ楽しく仕事がデキる、
薬剤師の為のスキルアップ法やお給料アップまでわかります👍
また、15年目の私の経験を元に教える
『もっとこうしておけば良かったなー』
という内容なども含めてご紹介していきます
社会人の経験年数によってやるべき内容が違うのはどうして??
『薬剤師』のイメージと言えば、
薬を患者さんに渡すだけ
といったイメージが1番強いのではないでしょうか?
以下の記事に更に詳しく『薬局薬剤師』が
どんな事をやっているかが書いてあります⏬
薬剤師には以下のような仕事があります!!
- 病院薬剤師/調剤薬局薬剤師
- 製薬会社などの企業
- 卸売販売会社の薬剤師
- 行政の薬剤師
- 災害時
- 学校薬剤師
薬剤師は実はこのように様々な場所で活躍する事ができます!
また、専門職とあって、業務に慣れるまでの時間も要しますよね💦
新人で入ってきた人が、突然ベテランさんと
同じように動けるかと言ったら中々難しい所ですよね・・・
なので新人のうちからしっかりと基礎を固め、
着実に応用力と対応力をつけていく必要があります
その為には現場での場数や、経験がどうしても必要となってくるのです
なので今自分が置かれている状況で出来る事を
目一杯やっていく事がとても重要なのです👍
近い将来薬剤師の需要は減る!?
最近ではIT化が進んでいる事もあり、
処方箋入力から薬が出てくるまで、全て機会がやってくれる
なんて所も出てきています・・・💦
そんな事が主流になってきたら
薬剤師は本当にただ薬を渡すだけの人に・・・
でもこれだって、いずれは調剤された薬が
そのまま患者さん家に郵送され、
袋に付いているQRコードを読み込めば
薬の説明が聴けるとか・・・
(これはあくまでも私の勝手な想像の世界です💦)
考えれば考える程、将来の薬剤師は不安になってきますね
売り手市場と言われる状況は今も大きくは変わっていません
しかし、『薬剤師であれば誰でもOK』から
『キャリアやスキル、人柄を見られる』という時代にシフトしつつあります。
『マイナビ薬剤師』より引用
実際の有効求人倍率も年々低下傾向に
あると言われているそうです💦
以前は薬剤師なら就職先に困らないなんて
言っていましたが、
最近の傾向では『経験やスキル』もしっかり重要視されていると
いう事です
自分のキャリア年数に応じた対策を
していく必要がありそうだね!
ただ薬剤師年数を重ねるだけじゃもったいない!
これからの時代、
経験やスキルの違いによって将来も大きく左右されるかも
しれない、薬剤師・・・
今後の為に今から出来る事はあるのでしょうか?
社会人経験年数ごとに見ていきましょう!
新人薬剤師(入社〜2年目位)
薬学生時代の勉強地獄から抜け出し、
やっと念願の薬剤師となりますが・・・
結局『勉強地獄』から
全く抜け出せなーい!!
毎日の業務をこなすだけでヘトヘトだし、
慣れない環境にも疲れが出てしまいますよね
それなのに家に帰っても勉強なんて・・・💦
私が新人の時にもっと意識してやっておけば良かったなと
思うものをご紹介していきます👍
薬の知識も大事だけど、まずは薬剤師の業務に慣れよう
薬剤師=薬の専門家ですが、
やはりどの種類の薬剤師も
『まずは業務内容に慣れなければ始まりません』
病院であれば病棟業務だったり、注射の調整、
医師や看護師など他職種の人達との連携・・・
卸売業者ならば、薬の保管管理方法、
薬の問い合わせへの対応など・・・
色々な業務がある中で、
薬の知識吸収も同時進行していかなきゃいけないから
本当に大変だよね💦
メモをしっかり取ろう
これはアナログですが、結構大事な事です👍
私が転職した会社では、
『メモと取る為のノート』が最初に配られたくらいです!
そのくらい『メモを取る事』は大事です!
・業務内容
⏩開局や閉局までの作業や、機械の使い方、パソコンの操作など
・業務中に分からなかった内容
⏩処方内容の薬の事や服薬指導で聞かれて答えられなかった事など
・特殊な調剤をする患者さんのやり方
⏩調剤指示や方法が特別な方なども居ます
業務中のメモは乱雑になってしまうので、
それを復習がてら自宅で見やすく整理し
分からなければすぐそのノートを見ればOK!
という自分独自のノートがあると良いです👍
実際の処方箋が1番の勉強道具
私の『薬局薬剤師』での勉強法にはなりますが・・・
よく友達とかにも、
薬の量とか、使い方って全部覚えてるの?
と聞かれる事があります
もちろん、主要な薬だったり、
良く処方されるものは覚えていたりしますが、
さすがに全部は把握しきれません・・・💦
でも実際の処方箋を毎日毎日何度も見ていると、
自然と、
『あれ、この処方何かがおかしいな・・・?』
と気がつく事があります
この感覚にいくまでって
やっぱりどうしてもたくさんの処方箋を経験する事が
大事になってきます!
調べる手段はいくらでもありますが、
患者さんに渡すまでの限られた時間の中でやっていくには
この感覚がめちゃくちゃ重要となってきます
実際の処方箋1枚でたくさんの事が勉強できるよ!
保険内容から薬の用法用量、加算なども。
現場で勉強できる事は業務中にしっかり吸収しよう!
新人薬剤師さんおすすめ書籍 TOP3!
書籍で勉強するなんて、『アナログ』かもしれないですが・・・
デジタルの方が持ち運びや、移動中などいつでも出来るというメリットがありますが、
紙媒体の方は集中しやすく、内容も頭に入ってきやすいといったメリットがあります
《おすすめ書籍 第3位》
今薬局で辞書持ってる人ってあんまり見かけなくなりました💦
でも私は今だに数年に1回は買い替えて
使っています!
代表的なものは3種類ありますが、
私はこちらのタイプが好きですねー✨
私が『治療薬ハンドブック』を使って感じた
メリット/デメリットは以下の通りです⏬
- 単純に見やすい!
(全体的な字のバランスなども踏まえてとにかく調べた時にパッとわかりやすい) - 薬品名の下に粉砕可否などもカラーで表示されていてすぐわかる
- 処方や薬剤POINTがかなり良い!
(処方する側の視点が書かれていたり、薬剤の特性などが書かれているので
同系統の薬の違いなどが把握でき監査や勉強にとても役立つ) - 添付文書に書かれていない事も記載されている事が多い
(適応外処方などの記載があり、処方監査時に何度も助けられています)
現場での使用はもちろん!
普段の勉強としても使える所は万能ですね👍
《おすすめ書籍 第2位》
薬剤師レジデントマニュアル
現場で役立つ情報が入っています!
新卒の薬剤師さんだけでなく、薬学生の実習などでも役立つと思います👍
ポケットに入るコンパクトサイズ
なのが特にお気に入り!
- コンパクトサイズ
(ポケットに入れられるから気になった時にすぐ調べられる) - 病態から薬剤への紐付けがわかりやすい
(病態からどんな種類の疾患、症状があるかなどの記載があるので薬剤の理解がしやすい) - 値段が手頃
(新人薬剤師の場合、まだ手持ちの書籍は少ないので初回から高価な書籍はハードルが高い) - 標準的な処方例が勉強になる
(実際に遭遇出来ない処方などもあるので本であらかじめ学べるのは良い!)
ブランク明けの薬剤師さんなんかにも
おすすめしたい1冊ですね♪
《おすすめ書籍 第1位》
もうこれは服薬指導の勉強における
鉄板の書籍なんじゃないですかね!
服薬指導の勉強をしたいならまずこれを読んでおけば
間違いないと思います
- 薬の種類毎に薬効や注意点が表になっている
- 薬を忘れた時の対処法の記載もあり
(飲み忘れたらどうしたらいいですか?って意外に聞かれます) - 主な副作用に更に対策まで記載あり
(主要な副作用症状や、その対処方法の記載など) - 病態の日常生活や食生活のポイントがわかりやすい
- 外用薬の説明があるので勉強しやすい
自宅や現場で簡単に手軽に調べるならば、
『アプリ』も使いやすくておすすめです👍
とにかく早く!正確に!が問われる業種なので
調べるツールも1つ持っておく事をおすすめします✨
若手薬剤師 (3〜5年目)
ある程度、仕事内容にも慣れてきて、
店舗内の移動があったり、
薬局長や管理薬剤師になる人が増えてくるのも
この辺りが多いのではないでしょうか?
それと同時に『転職』などが視野に入ってくる人も
多い年代だと思います。
ちなみに、私は社会人4年目の時に転職したよ!
身につける知識の幅を広げていこう
新人の頃は、目の前の業務/自分の勤務する場所の良く出る薬を勉強だけでも
最悪OKな感じでしたが・・・
若手あたりになってくると
下に新人の子が付いたりして、今度は『教える』立場になってきます
《知識の幅を広げるには・・・》
・セミナー/講演会に足を運ぶ
(現在はオンラインセミナーなどが多い)
・ガイドラインなども検索して読み込んでいく
・SNSも活用し、隙間時間を利用して勉強する
・Webのコラムなどを登録する
(マイナビやm3.comなど)
新人薬剤師などの指導係になる
もうこれはむかーしから言われている事ですよね!
人に教えるという事は自分がどれだけ『理解』できているか再確認でき、
更に教える事で自分自身の『理解度』も更にアップする!!✨
この新人の指導係は率先してやった方が良いと言える代物です!!
かつて私が新人時代だった頃・・・
割と田舎の奥地に送り込まれた結果、
在籍した4年の間1ども新人が来ないという事態に陥ってしまい、
私はその薬局でずっと新人のままでした💦
この経験できるのって、
実はこの若手時代だけなんですよね💦
(あくまでも私の見解ですが・・・)
ある程度の年数を重ねてくると新人の指導はあまりない気がします
(その薬局の人員や会社の方針などにも寄ります)
私は15年目の今でも1度も経験のないまま
来てしまい、後悔の嵐ですー(´;Д;`)
手を挙げてでもやった方がいいよ!
環境を変える事もスキルアップの第一歩
薬剤師もやっぱり人間関係は大変ですから、
環境を変えるのって、
めちゃくちゃ勇気いるよね💦
私も新卒で入った会社には4年程いましたが、
小さなクリニックの門前だった為、
びっくりする位、処方内容に変化がないのです(´;Д;`)
このままずっとココに居てもいいのかな・・・
ちらっとこんな気持ちがよぎったのが3年目とかその辺でした
そして実際に転職するまで1年位かかっていますね💦
とにかく人間関係がめちゃくちゃ良かったんですよねー
とても悩みました
でもやっぱりもっと知識を広げてみたい!
私は在宅などにも興味があったので、
そーゆうのもメインで扱っている薬局などを探しました
(マイナビさんが・・・笑)
転職エージェントさんにお願いするメリットってたくさんあるのですが、
主には、
- 自分の希望する条件にあった候補をすぐに紹介してくれる
- ぶっちゃけ事情に詳しい
(ココはこーゆうのがあんまり良くない、とか) - 相手会社とのやり取りを行なってくれる
(自分では言いずらいお給料事情や希望勤務先の交渉など) - 面接の時なども一緒についてきてくれる
試しに登録だけしてみようと思ってやったのですが、
レスポンスも早いし、
話しているうちに自分も転職に前向きになれました
ベテラン薬剤師(10年以上〜)
知識や経験値もついてきて、バリバリ働ける年代となってきますね👍
この辺りからはベテラン薬剤師と言っても良い気がします
育休などでお休み期間が長くなればなる程、
それがブランクとなって襲いかかってくるので、
長期休みに入る前に色々な経験値は積まれていた方が
絶対に良いです👍
知識は常にアップデートさせよう
ベテランの薬剤師さんは確かに、知識や経験も豊富だし
現場での場数は比べものにならないかもしれないですが・・・
新しい情報は常にアップデートしなければ普通において行かれます💦
簡単に言うと昨日まで併用禁忌が当たり前だった内容が
今日から併用注意に変わっている・・・
なんて事も少なくありません(´;Д;`)💦
先日も『メジコン』の併用禁忌が変わり、
今までMAO阻害剤投与中の患者は禁忌だったのが現在は併用注意に変わっています
(2022/8現在)
このように新しい薬がどんどん発売されるだけでなく、
既存の薬でさえ適応変更や禁忌事項の変更など頻繁にあります
薬局にも郵送などのお知らせで届くけど
しっかり目を光らせておかねば・・・
みんなーおいて行かないでー💦
対物業務から対人業務へシフト!
薬剤師のイメージと言えば、何度も言いますが、
『薬局内の薬の管理をし、処方箋に基づいて正確に素早くお薬を患者さんに渡す』
このように調剤室内での、対『物』という業務が、
今までの『対物業務』と言えるのではないでしょうか?
しかし、現代では全自動分包機や、シロップ全自動機器、
処方入力もQRコードですぐに出来るなどITの面でかなり進化されています💦
その為、薬剤師の必要意義として、『対人業務』に重きが置かれ始めています
今までは『薬』と向き合ってきましたが、
対『人』、つまり目の前の患者さんとしっかり
向き合って業務を行なって行きましょうという
事ですね!!
主に『対人業務』とは次のようなものがあります⏬
- かかりつけ薬剤師→24時間体制で患者さんをフォロー
- 服薬情報等提供料→トレーシングレポートで医師に情報提供
- 外来服薬支援料→患者さんの服薬コンプライアンスをあげる取り組み etc…
上記のいずれも『地域支援体制加算』の算定要件に関わってくる内容になります
なんのこっちゃという内容になっていますが、
簡単に説明すると上記のようになります
そして全ての内容に『人』が関わっていますね!
患者さんとのコミュニケーションだけでなく、
その他の職種の医療従事者や、介護職、ケアマネージャーさんなど
様々な職種の方と関わっていく事が大事になってきます
この『対人業務』についてしっかりスキルアップしていく必要が出てきます
初心は絶対に忘れるべからず!
どんな職種にでも言える事かもしれないですが・・・
やっぱり初心を忘れないって
大事だよね!!
ベテラン風吹かせるのもいいし、仕事が出来るならば
仕方ないかもしれないけど、
自分の時はコレがわからなくて困ったなー
こうして貰えたら嬉しかったなー
など、自分が通ってきた道だからこそわかる事ってありますよね!
その時の初心を忘れずに、
助けてもらった事は同じ事をして別の人にまた返して
あげましょう!
まとめ
デキる薬剤師を目指す為に経験年数ごとにやるべき事をまとめました!
薬剤師はまだまだ女性社会である為、
女性薬剤師さんはある程度の年数が経つと
『結婚・出産』などが人生に入ってくる事が多いため
早いうちからたくさんの経験を積んでおくことが
とても重要となります!!
私は15年目となりますが、もっとこうしておけばよかったなと思う事
がたくさんありますが、
今からだって全然遅くはないので
今出来る自分の最大限で
『デキる薬剤師』を目指して
一緒に頑張りましょう!!
デキる薬剤師を目指すのにおすすめの転職サイト
職場環境によってはスキルアップにならない場所もあります💦
・処方内容が同じものしか来ない
・人員の入れ替えが少なくいつまでも新人ポジションから抜け出せない
・単調な仕事内容が続き飽きてしまう
これは若手の頃の私です💦
転職を決意したのはここからでしたね
私のような方におすすめできる転職サイトをご紹介します
登録はどれも無料なので、複数登録する事で
比較対象にもなりますし、おすすめです✨
ファルマスタッフ
おすすめポイント👍
- 職場訪問を行い、職場の内事情などを把握
- 調剤薬局への転職を検討中の方にはおすすめ!
- 派遣求人や高時給求人が多い
日本調剤が提供する転職サイトなので、
スキルアップ研修なども充実しているよ!
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マイナビ
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- 全国に15の拠点があり地方の求人にも強い
- 職場の内部事情なども詳しい
- 面談も同席してもらえる
エージェントの方のレスポンスも早く、
薬局の内部事情なども詳しいです
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