【薬剤師おすすめ】現場で使える『ヤクチエアプリ』が凄い！

薬剤師の皆さん、現場で使用している治療薬の検索はどのようにしていますか？

私は今までずっと辞書タイプのものを使用していましたが、
最近は『アプリ』の進化が凄すぎます！！

最近っていうか、もう前から凄かったんですよね💦
私が遅れていただけかも・・・

スマホの普及からもう薬の検索は専ら、スマホで検索する人が
多いですよね！

今回はこの『ヤクチエアプリ』について実際に使って良かった点、
改善してほしい点をご紹介していきたいと思います

『ヤクチエアプリ』のここが凄い５選！！

私みかん坊主ちゃんが、
育休明けから実際に使って１年が経過しましたが、

ヤクチエアプリのどこがとても魅力的なのか、
お伝えしていこうと思います！

1.無料で使える

なんと言ってもこのサービスを無料で使えるという所は
一番の魅力と言ってもいいのではないでしょうか✨

添付文書の情報も１ヶ月に１度更新されます！

薬のトップの処方検索の時に時々更新の文言が出てきます

治療薬系の辞書も買って使用していますが、
こちらは１年に１回の購入になるので、新しい薬が追加された場合
載ってないという事は発生するわけなんです・・・

なので、常に最新情報を無料で簡単に使えるとか、

え、『神』なんですか・・・

2.薬の検索が販売名、一般名でも検索できる

これ私はとっても助かっているのですが、
皆さんはどうなのでしょうか・・・

最近の処方箋はもう『一般名処方』が当たり前になってきて、
一般名だけじゃ先発品も後発品もパッと出てこないんですけど、

普通はみんなできるのかな・・・💦
私はポンコツ薬剤師なので中々難しいところです・・・

でもこのアプリがあればそんな悩みも一瞬で解決しますよ！

例えば一般名でよく来る『整腸剤シリーズ』

あれパッと見ただけで、どの整腸剤かってわかりますか？

『ビフィズス菌製剤散』、『酪酸菌製剤細粒』、『酪酸菌配合剤散』・・・

もう、NOー!!!

って感じなんです

ネットで調べようものなら、
ちゃんと一語一句入れなければ検索ができなかったりするのですが、

見てくださいこれ！！

『びふ』と打っただけで予測変換でこんなに出てくるんですねー

そして該当のものを選択すると、
それに付随する医薬品が出てくるんですー！！

そして後発品にはちゃんと『後』のマークが出るので、
患者さんが後発希望だったりした場合にすぐ在庫確認だって出来てしまいます👍✨

3.薬の検索をする際に『ひらがな』でも予測変換して出てくる

これは上記の魅力と多少被ってしまう所があるのですが、

薬の名前って、パソコンや携帯で認識されて出てくる事って
ほぼないんですよね💦

自分が意図的に何回も打ち込んだりしていれば、
パソコンや携帯が学習して変換で出てくる事もありますが、

まずそんな事がありません！！！

例えば簡単な薬で例を挙げてみますと・・・

『タリオン』を検索したいとします。
するとどうでしょう！

『たりおん』と検索しますが、携帯の予測変換を見てください！！

一回で変換出来るものがありません！
なんなら、『アリオン』なんて文言が変わってしまっています笑

このように処方薬って、私達薬剤師には馴染みの多いものが多いですが、

一般的には、

と言われてしまうような名前ばっかりなんですよね💦

なので薬の検索画面に、ちょっと文字を入れるだけで、
予測してくれるのは、とっても素敵なのです！！！

4.一包化、粉砕の可否がすぐわかる

こちらは現場でよく遭遇する問題ですね！

よく調剤薬局の部屋にはこんな本が置いてありますよね

私も以前はこの本を使って調べたり、
あとは薬局のデータベースに粉砕や一包化の可否についた資料が
一覧にリスト化されているのでそこから調べたりしていました

でもこのたくさんのリストから調べたい薬を検索して調べるって
結構めんどくさいですよね💦

時間があればもちろんいいのですが、
一包化なんて特に待合室で待たれている方も結構いらっしゃいますのでね・・・

でもこの『ヤクチエ』なら検索した薬品のトップページにもう
一包化と粉砕の可否が載っているのです！！

有名どころでいうと『デパケン』を例にとると、
ヤクチエアプリで見るとこんな感じです👍

デパケン錠の場合は吸湿性が高いので一包化も粉砕もう不可となっていますね
一方、デパケンRの方は粉砕は変わらず不可ですが、一包化は出来るのです！

わかっていてもサラッと処方変更が来た時に見落としがちなんですよね💦

しかもデパケン錠の包装も見た目そんな吸湿性高いように見えないんですよね笑

あとはこの薬品の検索結果の上部でも該当の内容
はマークがアクティブな状態になっていて非常にシンプルで
わかりやすいです！！

5.添付文書を見たければすぐにPDFに飛べる

薬品検索トップ画面右上に『PDF』と言った表記があります

ここをタップすると
すぐに該当薬品の添付文書に飛ぶ事ができます！

ここまでアプリの凄さについて何やかんやとお伝えしてきましたが、
最後はやっぱり添付文書見たいんかい！笑

って感じですよね💦

ちなみに私がどんな時に添付文書を見たいかというと・・・

・薬物動態のグラフを見たい時
・併用禁忌薬の薬の商品名を知りたい時

主にこの２つですね！

薬物動態のグラフが何で必要なの？

患者さんからは

などと言った質問がくることがあります。

また授乳をされているママさんなどは、
授乳を避けられず、お薬の効果を優先して授乳をしながら薬を服用する方もいます
その時に少しでも薬の濃度の影響を受けないような時間帯を提案してあげるのに
必要となってきます

ピーク時やピークアウトしてくるのがどのくらいの時間なのか、
一眼で分かるので、そーいった事を調べる際は
すぐに添付文書に飛んで調べたりしています

併用禁忌ってそもそも最初に赤枠で出てくるのに何で？

そうなんですよ！

併用禁忌薬は赤い四角で囲われて
どの薬もすぐ検索できる事ができます！

でも残念な事に、成分名で載っている事がほとんどです・・・
私は成分名と商品名が全て一致しません💦

そりゃ、簡単なものは一通り覚えてはいますが、
やはり自信もないし、苦手な所はあります

なので添付文書に飛べば
見てください！これなんて、この飛んだページ一目見た
だけでわかっちゃう✨✨

添付文書の併用禁忌はこんな感じで表になっていて、
成分名と商品名が一緒に記載されているのです！

もちろん、ヤクチエのアプリの検索した所からも
併用禁忌薬までいけますが、
相互作用の所にこんな感じで記載があるのですね！

書いてはあるのですが、一瞬でコレを見つけられるかって
言ったらちょっと怪しい・・・私はね💦

なので私はワンタッチで添付文書まで飛んて調べられる
ので自信のない薬はこれで確認しています！

【実例】こんな時にヤクチエアプリは役立つ！！

もうヤクチエ様あってこその私と言っても過言ではないくらい、
とても助けられて日々過ごしております！！

私が役立っている主な内容としては

処方監査

もうね・・・これは、はい✨

処方監査とは・・・
患者さんに処方された薬の飲み方は適切か、用量は適切な量が処方されているか
短い時間の中で迅速に、かつ正確に行わなくてはいけない事なのです

私は毎度ドキドキなのですが、皆さんはどうなのでしょうか・・・

パソコンで調べれば簡単ですが、やっぱり人数が多かったりすると
すぐにパソコンが使えなかったりする事もあるので、
自分のスマホですぐに調べられるのはありがたいです！

調剤薬局はやはり、『待ち時間』はシビアですからね・・・

いかに早く、正確にお薬を出せるかってのは
薬剤師の経験や知識量にも多少比例してくるのかなと思っています💦

数をこなし、調べる術を身につけておけば怖いものなしですよ！

患者さんから一包化された残薬を持参された時(全て裸錠)

これね、意外といるんですよね
うちだけ・・・？

みたいな・・・

でも最近の錠剤は一包化の監査がだいぶ楽になった気がします！

前は本当に英数字ばっかりだったので💦
今はGEなんてほとんど薬の名前がカタカナで書いてありますよね

でもまぁ時々これ何！？って言う薬入ってたりするんですよね

そんな時にヤクチエの識別コード検索があるので
トップ画面こちらから入ってサクっと検索します！

わぁー簡単✨✨

まぁ、バイアスピリンを検索する人はそんなにいないかもですが💦
そして検索したそのまま薬の内容が調べられて、
『同成分薬価』に飛べるのがかなりありがたいです！

別の薬局で薬をもらっていると、GEの採用メーカーが異なる事は
結構普通にあります！

なので自分の薬局の採用しているGEメーカーとの薬価差を
簡単に一覧でチェックする事ができます

調べる時にあちこちサイトを開いたりせず完結する所が
とても時短になって助かっています👍

在宅で往診同行の際の処方提案

往診同行の時って多分今はタブレットで管理しているのが
ほとんどですよね！

私の所は今だそこだけ紙媒体で使用しているので
とにかくまぁ持ち物が多いんですよねー💦

その施設などのやり方にもよりますが、
１回に10〜15人くらいの患者さんの往診同行をしたりします

一つの診察部屋で患者さんが入れ替わりで診察する往診もあれば、
患者さんのお部屋に一人一人回って往診するスタイルもあります！

私はどちらも経験していますが、
やはり調べるとなると更に迅速さが求められますね💦

・この薬の規格って何ミリのものがあるんだっけ？
・錠剤半分にしたりできる？
・併用禁忌になる薬が往診時に追加になる事もあります
　(他科で緑内障治療している方や消化器疾患をお持ちなど)
・配合剤を服用しているので追加しようとした薬が既に配合剤の中
　に含まれていて用量オーバーするとか

などなど、簡単な内容ばかりかもしれませんが、
いざ先生を目の前にするとドキドキが止まりません！

正確に正しく情報を伝えるためには
すぐに調べられるこのアプリがとても大切な存在になってくれます

しかもオフラインで使える所も良いんです！
意外と施設とかって何故か電波の悪い所が多い気がします💦

改善して欲しいアプリの内容

こんなに重宝しているヤクチエアプリですが、
何点か改善して欲しいなって思うところもあります

完全に私目線の要望にはなりますが笑

お気に入りリスト

お気に入りリストが作れるのは大変ありがたいんですね！
しかも簡単！

検索した画面の右上の☆マークをタップするだけで、
簡単にお気に入りリストに入ってくれます！

自分が良く検索するものだったり、
すぐ見たいやつってやっぱりあると思うんですよね！

だから『お気に入り』登録しておくのは便利なのですが、
これがどんどん羅列されてしまうと
今度は逆にそこから探すのがちょっと手間というか・・・💦

なので自分でタイトルとか付けて分類できると
便利だなーと思いました

例えば簡単にですが、『風邪薬』『点鼻薬一覧』とか
そーゆう自分なりのまとめリストみたいのが作れるといいですよね！

特に門前薬局の方なんかは門前の先生がどんな薬を出して
くるかって、大体パターンがあるじゃないですか

その分類を作っておくとか出来たら、
検索の時もそのリストを見れば探せる見たいな感じで便利だと
思うんですよね

薬の分類リスト

これも時々監査していて気になる点ではありました

薬の検索をすると『薬効分類』が出てくるのですが、

薬効分類から同じ系統の薬の一覧が調べられたりすると
とてもいいなと思いました

セフェム系抗生剤一覧とか、アレルギー薬、抗うつ薬でも系統が様々あるので✨
その辺の種類分けのリストは治療薬系の辞書を広げて
同じ系統の薬は何なのかなど調べる事があります！

その辺が改善されてくれると更に助かりますね！

【まとめ】結局何を言っても現場薬剤師、ブランク薬剤師には救世主アプリ！

長々と書いてきましたが、
何を言っても薬剤師にとって、救世主アプリである事は間違いないです！

普段から知識を付けておく事はもちろん大変なのですが、
調べる術を身につけておく事も大事なんだなと最近思うこの頃です

検索が簡単な分、普段の勉強のお供としても活躍するので、
是非おすすめしたアプリになっています👍